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ウニ漁は春先から夏にかけてが最盛期。産卵期の秋には味が落ちてしまいます。全国の浅海の岩礁地帯に生息し、リアス式海岸の三陸は好漁場の一つ。ワタを取り、殻付のまま売るのをガゼウニ、身だけを木箱に詰めたものを箱ウニと呼びます。ウニは世界の海に分布し、食べる習慣も日本だけではないが、日本人の大好物とあって中国、カナダ、チリからの輸入が増えています。格安で口に出来るようになったのは嬉しいのですが、本当のおいしさを味わうならやはり地元産のガゼウニに限ります。 ウニの身は柔らかく、遠隔地への搬送はみょうばん液に付けて身崩れを防止するため薬臭さが残ってしまいます。 やはり、捕れたてのウニをその海の水で洗って、地元で食べるのが一番だと思いますね。この辺りなら、夏に三陸の民宿で食べるウニが一番かもしれません。 |
新鮮なホヤは独特の臭みもなく甘い味がして 刺身で食べるのが一番ですが 酢の物は食べやすいさっぱりとしたおいしさです。 |
豆知識 ホヤは海底の岩礁に着生する脊索(せきさく)動物で、ホヤの種類としては地球上に約3,000種が知られており、そのほとんどが無性殖により子孫をふやします。 ホヤは鮮やかな紅色の殻とオレンジの身が特徴で、宮城などの澄んだ三陸沿岸の夏の珍味(海のパイナップル)として親しまれています。 古くから強精効果があることから「保夜」の字が当てられ、酒の肴などに珍重されています。我々の食する種類の「ホヤ」は唯一「真ホヤ」だけなのですが、「真ホヤ」は有性性殖であり、海中に精子と卵子を放ち、海水中で受精する方法をとっています。 雌雄同体で、大きいもので体長20cmほどになります。カキの約2倍のグリコーゲンを含むことから、強精保健食とも言われています。 産卵期は1月から4月で、旬は初夏になります。日本各地に分布しますが、太平洋側は三陸海岸に、日本海側は男鹿半島以北の寒海に生息しています。「真ホヤ」は北海道と本州に広く分布していますが、特に多いのは宮城県付近から金華山付近までの岩礁地帯です。これを食用としていたのは宮城県を中心とした福島県北部、岩手県南部、山形県と秋田県の太平洋側寄りでした。特に宮城県の古川市近隣では正月の雑煮のダシに必ずホヤを使う習慣があったという話も聞きます。 養殖と天然物があり、刺身または酢の物で食べるのが一般的です。 |
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